婚約指輪~エンゲージリング~
映画やドラマなどでプロポーズというと「結婚してください!」の言葉とともに、大きなダイヤモンドの指輪を
小さなケースから見せる姿を想像する方が多いのではないでしょうか。プロポーズのシチュエーションは様々でも
多くの方がイメージされると思います。
そんなプロポーズの必須アイテムともいえる婚約指輪ですが、その指輪の持つ意味をご存知でしょうか。
≪婚約指輪には大きく3つの意味があると言われております≫
・婚約の約束をカタチとして表現する
・ふたりの決意の象徴であり続ける
・生涯にわたり心の財産になる
1.婚約の約束を「カタチ」として表現する
婚約とは愛するふたりが「結婚をする約束」を意味しますが、婚姻届と違いあくまで口約束の段階です。
人生を大きく左右する一大イベントの婚約が口約束だけだと不安ですよね。そこで昔から約束を「カタチ」
にする婚約記念品と言うものがありました。そのひとつが婚約指輪です。結婚の約束という見えないものを、
見える婚約指輪という「カタチ」にかえています。婚約指輪を身につけることで周囲にも婚約していること
示すことで結婚の約束がより信頼性のあるものに変わります。
2.「ふたりの決意」の象徴であり続ける
婚約指輪は決して安いものではありません。そして愛を誓う人に生涯に何度も贈ることもありません。
男性は婚約指輪を女性に贈ることで、生涯パートナーを守るのだという決意が明確になります。
女性もまた、婚約指輪を受け取ることで目の前のパートナーを支え続けようという決意するのです。
これから先、ふたりで過ごすことが当たり前の日常になったとしても、婚約指輪を見ると当初の
「ふたりの決意」を思い出すきっかけを与えてくれるはずです。
3.生涯にわたり「心の財産」になる
「婚約指輪は給料の3カ月分」というフレーズを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。1970年代まで
日本ではダイヤモンドの婚約指輪を贈る習慣はほとんどありませんでした。それまでは結納の時に男性から女性に
渡す結納金が給料の2~3カ月分が平均だったことに着目したジュエリーブランドが「婚約指輪は給料の3カ月分」を
キャッチコピーに宣伝したことで広まったとされています。すべての方が給料の3カ月分の婚約指輪を贈るわけでは
ありませんが高価なことに変わりありません。そしてダイヤモンドの輝きは永遠に変わりません。生涯のみならず、
子や孫、ひ孫の代まで残せます。母や、祖母が婚約のときに父、祖父もらった婚約指輪が代々残り、子孫にまで
その想いこもったダイヤモンドが使われるなんて素敵ですよね。
そんな想いは、お金で換算できない「心の財産」として永遠に受け継がれていくのです。